ウィーン・フィル・オーケストラ
2009年11月23日更新
9月23日にズービン・メータ指揮ウィーン・フィル・オーケストラの演奏を聴きに行きました。
演目はハイドン 交響曲第101番、ショパン ピアノ協奏曲第1番、そしてリヒャルト・ストラウス 交響詩『英雄』
それぞれの楽曲については、残念ながら不勉強で不明でしたが、音の深さとその響きに感動しました。
ハイドンの交響曲第101番では、約60人編成のオーケストラで演奏。
以外に椅子が余っているのがやけに気になったのですが、これはその後の演目を見て納得。
帰宅後調べたところ、時代によってオーケストラの規模も異なる為、ハイドンの時代にはほぼこの人数のオーケストラが標準だったようです。
演奏が始まって、感動したのがコントラバスの素晴らしい重低音の響き。
今回の会場となった兵庫県立芸術文化センター大ホール(KOBELCOホール)の音響の素晴らしさもあるのでしょうが、最近アンプを通したスピーカーの音しか聴いていなかったのでした。
生のアコースティック楽器の音の素晴らしさを再認識しました。
ショパン作曲のピアノ協奏曲第1番はラン・ラン氏がピアノ演奏。
オーケストラと、ピアノがまるで掛け合いの様な構成で楽しめました。
オーケストラはホルンが2本増えた組み合わせ。
休憩を挟み、最後はリヒャルト・ストラウスの交響詩『英雄』。
100人を超すフルオーケストラです。
ようやく、椅子が開いていた意味が判りました。
コントラバスだけで8本、金管楽器も大編成。
演奏の途中でトランペットが3人、退場するので何事かと思っていたら、なんとホールの外からトランペットの音が入る演出です。
演奏のやり方によっては弱音器で済ませる場合もある様なのですが、これは遠方から帰還する英雄をたたえるラッパの演出で楽しめました。
それにしても、自宅から歩いてこれだけ素晴らしい国際的なオーケストラが堪能できるなんて…。
その昔、東京まで3テノールを聴きに行った身としては、その贅沢に大満足の一日でした。